本を最後まで読みきれない・・・ならば。
これから何かを学ぼうという時に、まず何をしようか?と考えると、
まず思い浮かぶのが「本を読む」という人が多いかと思います。
しかし、「活字は苦手」「本を読むと眠くなる」「最後まで読みきれない」という読書嫌いな方が、いきなりスタートで「やーめた」となってしまうのはもったいない。
そこで、「本を読めない人も、本を読めるようになる、本を読まない読書法」をお伝えします。
「読書が苦手」「活字が嫌い」を克服して、よい学びを始めましょう!
(なお、この読書法はビジネス書を読む際に使う事を念頭に置いています)
本は最後まで読まなくていい
まず初めに質問です。
「本を最後まで読めない」という方は、「本は最後まで読まなければいけない」と思っていませんか?
もちろん、そんな事はありません。
ある程度読んでみて、「面白くないな」「思ったのと違うな」と思ったら、そこで読むのをやめてしまいましょう。
もったいない?
いえいえ、興味がないまま読み進める方が時間がもったいないですし、本棚にしまっておけば、いずれ読む日が来るかもしれません。
また、すぐに古本屋に売ってしまえば、発売後すぐなら高値で売れて、他の本の資金に回せます。
「そんなのお金が持たない」という人は図書館を利用してください。
気になった本を片っ端から借りてきて、少しだけ読んで「続きが読みたい」と思ったら書店で購入する事で、お金をかけずに良い本と出会えます。
読み込まずに、読み飛ばせ!
では、ここからが本題です。
「本を読まない読書法」というネーミングはちょっとミスリードがあって、
「本を(しっかりと)読まない読書法」というのが本当のところです。(ごめんなさい)
では「本をしっかりと読まない」とはどういう事かというと、とにかくポンポン読み飛ばして、本の最後まで到達することを重視する方法です。
具体的な内容は以下の3点を守るだけです。
- 斜め読みでドンドン読み飛ばす!
- 黙読せずに見たら次に飛ぶ!
- 気になる所は印を付けて飛ぶ!
ななめ読みでドンドン飛ばせ!
本を「冒頭から」「一字一句すべて」「意味を考えながら」読んでいては、
疲れるし時間がかかるし眠くなるしで、これでは途中で投げ出すのは必至です。
なので、以下のように変換します。
「冒頭から」は「まえがき」「目次」などは飛ばして、第一章から。
(「まえがき」「目次」から読む部分を判断する方法もありますが、それはいずれまた紹介したいと思います。)
または、最初の十数ページ目くらいを「えいや」と開き、そこから読み始める。
「一字一句すべて」は目に止まった文字をランダムに読んで、次の文字を探す。
見出しや太字を読むだけでもオーケー。
「意味を考えながら」は「考えない」。
こうして、適当に2,3箇所を読んだら、3~4ページほど飛ばして同様に繰り返します。
この読書法の基本はコレです。
黙読せずに「見たら」飛べ!
読書には声に出して読む音読と、声に出さずに読む黙読があります。
この読書法では音読も黙読もしてはいけません。
音読をしないとは、声に出して読まないという事ですが、黙読をしないという事はどういう事かというと、
「心の中で声に出して読まない」という事です。
我々が「金持ち父さん 貧乏父さん」という文章を読む時、心の中で「かねもちとうさん びんぼうとうさん」と一字一句心の声で読んでいます。
これでは時間がかかるので、心の声で読まずに文字を見るだけにします。
これなら一瞬で読む事ができますよね。
印を付けたら飛べ!
読み飛ばしていると「おっ?面白そう!」っていう部分があるでしょう。
そんな時も、止まって読み込んではいけません。
読み飛ばし読書は、一度最後まで行ったら気になった所を読み返す事を前提にしています。
あとで分かるように付箋やマーカーで印を付けたら先に進みましょう。
読み飛ばしでも最後までいけば読了!
これであなたはあっという間に苦手な読書を克服できましたね。
気になった部分の付箋やマークはいくつありましたか?
まずはその気になった部分を読み返して下さい。少し手前から。今度は読み飛ばさずに。
そこからまた興味が惹かれる部分に出会えれば、またマークして読み込んで下さい。
もし、あまり興味が広がっていかなければ、またはそもそも読み飛ばし時点で気になる所がなければ、その本を読むのはやめて、新しい本を読み飛ばして下さい。
読み飛ばしでいいので読む事をやめなければ、いずれ、あなたにとっての大切な一冊に出会えると僕は確信しています。