これだけは知っといて!最強の思考法は「パレートの法則」!

思考法・フレームワーク

ビジネス書を読むと、よく「~思考法」というものに出会います。

これはフレームワーク(枠組み)とも呼ばれ、何か問題にぶつかった時やある事象を分析したい時、アイデアを出したい時などに利用されます。

思考法にはたくさんの種類があります。

『思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60』という本には60種類もの思考法が紹介されています。

そんな中でも、僕が「最も強力かつ最も簡単かつ最も汎用性の高い思考法」だと思うのが『パレートの法則』です。

仕事でもプライベートでも様々な場面で活躍する思考法なので、ぜひ覚えていってください!

20%が80%を支配しているパレートの法則

あなたの会社には様々な商品やサービスがあるでしょう。

それを売上が高い順に並べて、金額を順番に合計していくと、

「売上の高い商品の上位20%が、全売上の80%を占めている」という結果に!

・・・と、まあ、必ずなるわけではありませんが、こういう結果に結構なりがちだよね。無視できないぐらい色んな所で見られる現象だよね。というのがパレートの法則です。

80:20の法則とも呼ばれています。

これは要するに「全体の中の大部分は、一部のもので成り立っている」という事が往々にしてあるよね、という事です。

では、この法則をどのように仕事や日常場面に役立てるのでしょうか。

仕事で使えるパレートの法則

例:会社や上司からの評価を上げたい場合

あなたが仕事で「もっと評価されたい!」と思っているなら、ここでもパレートの法則が使えます。

あなたが仕事でやっている作業を全て挙げてください。

それを評価の高い順に並べます。

評価はあなたの主観でいいので数値を付けてください。

そして数値を合計して「80%を占める20%の作業」を洗い出しましょう。

これで、「評価される作業」が分かったと同時に、「評価されない作業」もわかりますよね。

限られた資源を重要なところに集中投下する「選択と集中」

評価されない作業に限られた時間を使うのはもったいない。

例えばメールの文章で言葉遣いやビジネスマナーなんかに気を使って時間をかけても、果たしてかけた時間に見合った評価を得られるでしょうか?

それなら、用件だけ簡潔に書いたり、テンプレートを使ってさっさと終わらせましょう。

なんならメールなんか書かない、っていう方法を探ってもいいですね。

そして削って空いた時間を評価される作業の時間に充てるのです。

このように数ある選択肢の中から重要なものを選び、そこに時間や金といった限られた資源を集中的に投入することを「選択と集中」といいます。

この「選択と集中」をサポートする思考法が「パレートの法則」です。

わかりやすい、覚えやすい、使いやすい。だから最強

とりあえずこれだけは知っといて!ってことで、超絶おすすめ思考法のパレートの法則を紹介しましたが、他の思考法にも役立つものがたくさんあります。

さらっと「こんなのもあるんだー」と知っておくだけでも、あなたの思考の幅が広がることは間違いなしですので、もし興味が湧いたら前出の『思考法図鑑』など読んでみることをオススメします。